後世にまで名をとどろかした、
歴史的な天才戦略家、
ハンニバル英雄伝を生んだチュニジア。
古代世界の栄華を極めたカルタゴの幻は、
今も人々のロマンをかきたててやみません。
ここは、
チュニジアのルーブルの異名を誇る、
バルドー国立博物館。
薄日の差し込む博物館。
壁面一面、モザイク画で埋め尽くされています。
世界一といわれる、
無数のモザイクコレクションの数々。
1階から3階まで埋め尽くされた、
無数のモザイクに圧倒されている人たち。
オスマン帝国支配下の宮殿全体が、
バルドー博物館。
首を奪われ、
鼻をもぎとられた彫像の姿は、
歴史の支配者の勝利の証。
鮮やかな色彩は、ローマ帝国の栄華。
タイルの小片から、
有色無色のガラスや貝殻まで、
寄せ合わせて埋め込められた、
モザイク芸術の最高峰。
壁から床まで、
まさに神話一色の世界。
どれだけの数の、
古代人の手になるものでしょうか。
一枚の図柄に使われている
帯ただしいモザイクやガラスや貝殻。
いつの世も、
支配者のいるところは、贅が尽くされ、
絢爛たる寝殿や客室や居間が存在する。
旅人達は、古代人の息吹を感じとり、
歴史の扉をくぐって、
現代のチュニジアの街に戻って行く。
教育を優先させ、
新しい時代に備えたチュニジア。
このキャンバスから、
たくさんの若者たちが
世界に羽ばたいていきます。
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