さまざまな民族が奪いあった、
美しいアフリカの大地、
戦いの爪痕を超えた、平和国家チュニジア。
多くの文化が融合しあい、
歴史の教訓を元に、民族紛争のない国をめざし、
世界の人々の癒しの大地となったチュニジア。
迷路のようなメディナに、入っていきます。
かつて、ヨーロッパとアフリカの交易の場として、
黄金期にあったチュニス。
メディナは、
14世紀の姿をそのまま残しています。
青のドアに、飾られている色彩豊かなタイル画。
薄暗い、メディナの奥に、
どんどん入っていくと、
突然、アラブの香りが立ちこめてきます。
アラブの面立ちの人
先住民のベルベルの面立ちの人
イタリアの面立ちの人
フランスの面立ちの人
国を超え、同じチュニジア人として、
しっかりと大地に根をすえ、
共に生きている姿が、
この国の奥深い魅力の一つのようです。
お店に並ぶ品々も、実に、民族色豊かです。
ヨーロッパとの貿易に成功した、
宝石店主の堂々と自信に満ちた姿。
世界遺産の街が、
人間を創りだすのでしょうか。
平和を求める人間の叡智が、
街を創り出すのでしょうか。
歴史の汚点を、遙か海の彼方へ
全て持ち去っていってしまったかのような、
純粋無垢な、
チュニスの空の青さでした。
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